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森保監督、A代表と東京五輪代表「兼任」続投 能活氏がGKコーチで初入閣

[ 2020年7月10日 05:30 ]

サッカー日本代表・森保監督
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 日本協会は9日、理事会を開き、森保一監督(51)のA代表と東京五輪代表の「兼任」続投を決めた。21年は3、6月のW杯最終予選と7月開幕の東京五輪を指揮する。活動が重なる期間のU―24日本代表は横内昭展コーチ(52)が監督を務める。コロナ禍の影響で来季日程が過密となり、技術委員会を中心に兼任問題が議論されていた。

 森保ジャパンの新コンセプトは「1チーム、2カテゴリー」。つまりW杯最終予選に臨むA代表と東京五輪代表はほぼ1チームと想定し「兼任」を最大限に生かす。反町技術委員長は久保、堂安、冨安、安部、田中碧、橋岡らを挙げ「U―24はアンダー世代ではない。OA枠を含めれば7~8人(が重なる)」と予想した。森保監督と同様に、選手も多くがA代表と五輪代表の“兼任”となる。

 今後、12月にトゥーロン国際が開催されれば森保監督が五輪代表を指揮。来年は3、6月ともW杯最終予選に集中し、A代表の母体を五輪へ移行する青写真を描く。活動が重なる間のU―24代表は横内監督に託す。こちらは08年北京五輪の長友や吉田のように直前で急激な伸びを見せる選手の発掘セレクション。合格者は事前合宿で本隊と合体させる。

 また東京五輪の新たな目玉として元日本代表GK川口能活氏をGKコーチとして入閣させる。アンダー世代を指導することもあったが、初の専任となる。96年アトランタ五輪で「マイアミの奇跡」も経験しているレジェンド。反町技術委員長は「より専門性を発揮し、活躍してほしい」と期待を寄せた。(牧野 真治)

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2020年7月10日のニュース