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J再開後初の有観客試合 岡山、30人スタッフで対策徹底…サポーターは拍手で迎える

[ 2020年7月10日 19:00 ]

明治安田生命J2リーグ第4節   岡山―北九州 ( 2020年7月10日    Cスタ )

<岡山・北九州>岡山サポーターを検温するスタッフ (撮影・後藤 大輝)
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 スタジアムに歓声が戻ってきた。Jリーグで最初の有観客試合。ホーム岡山、そしてアウェー北九州の選手が試合前のアップで姿を見せると、この日を待ちわびた拍手が自然発生的に沸き起こった。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、リモートマッチでリスタートしたJリーグ。サッカーを観られる喜びはあっても、やはり選手は、サポーターは“再会”を心待ちにしていた。

 もちろん、再び苦痛の日々に戻らないように、最大限の注意は払われている。入場ゲートを普段より1つ増やし、グループでも間を3席空けて着席。入場時の検温、マスク着用が義務づけられ、約30人のスタッフが応援の新ガイドラインを破るファンがいないか目を光らせた。

 「巡り合わせとはいえ、うちのような小さなクラブが最初の有観客試合になって、ちゃんとやらなければ、とプレッシャーはありました」。岡山の森井悠広報部長はこう明かした。ただ、多少の窮屈さはあっても、ライブ観戦までたどり着いた喜びは、それさえも忘れさせてしまう。岡山市在住の30代女性は「自粛期間の大変さを忘れそうなくらい、きょうは楽しみにしてきました」と目を輝かせた。

 選手、ピッチ、そしてサポーター。午後7時過ぎ、キックオフのホイッスルが鳴り、三位一体のJが帰ってきた。

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