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五輪世代が自ら企画したメッセージ動画を配信、再出発を宣言

[ 2020年6月13日 20:36 ]

U-23日本代表選手78名が参加したメッセージ動画でメッセージを送る久保(左)と菅原(JFATVから)
Photo By 提供写真

 来夏に延期された東京五輪に臨むサッカーの五輪世代が、異例のメッセージ動画を日本協会の公式YouTubeで公開した。17年の森保ジャパン発足以降に招集されたMF久保建英(19=マジョルカ)ら全78人が総出演。新型コロナウイルス禍で尽力する医療従事者らへの感謝の思いなどともに、五輪に向けた再出発への思いを発信した。

 「僕たちが出来ることはただ一つ、この状況が収まった時に、少しでも皆さんに感動、勇気、希望を届けるようなプレーがしたいということです。来年、自国開催の東京オリンピックで勇敢な姿を、大和魂を見せられるように、いまできることに一生懸命取り組みます。そして、僕たちの目標は金メダルです!!!」。国内外でそれぞれ代表ユニホームを手に撮影し、言葉を繋ぎ合わせた。

 この企画は選手たち自らが発案。過去の活動で主将を務めたMF中山雄太(23=ズウォレ)やA代表でも活躍するMF堂安律(21=PSVアイントホーフェン)らが音頭を取った。編集と取りまとめのみ代表スタッフが手伝ったが、メッセージの言葉もすべて自分たちで考え、撮影もそれぞれの責任で実施。5月末のオンライン会議では70人以上の選手が参加する団結力を見せたという。

 「いいものを作り上げて、多くの人に感じてもらえるようなものを作れるように」(中山)、「コロナが明けて、一番目の世界的なビッグイベントが東京オリンピックになる。これをやって、自分たちを奮い立たせるようにできる、いい企画にできれば」(堂安)、「僕らを応援してくださる方々を増やす意味でも、そしてそういう人達に向けて元気を与えられるようなものができたらいい」(冨安健洋=ボローニャ)などの思いを胸に、動画が完成した。

 ▼U-23日本代表メッセージ https://youtu.be/JgR-_oHRO4U

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2020年6月13日のニュース