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マジョルカ・久保、因縁バルサに真価見せる!「最高の将来に向かって今をプレーしたい!」

[ 2020年6月13日 05:30 ]

久保建英
Photo By スポニチ

 新型コロナウイルスの感染拡大で中断していたサッカーのスペイン1部リーグが11日、セビリア―ベティスの無観客試合で約3カ月ぶりに再開した。マジョルカの日本代表MF久保建英(19)は13日午後10時(日本時間14日午前5時)キックオフの再開初戦で、因縁の相手バルセロナとホームで対戦する。中継局のCMに起用されるなど注目される中で、目指す「最高の将来」へ真価を発揮する。

 久保もピッチに帰ってくる。スペインリーグは11日に約3カ月ぶりに再開。今季残り試合は全て無観客で開催される予定で、いよいよ久保もスペイン移籍1年目終盤の舞台に立つ。

 いやが応でも注目される、ホームでの再開初戦。運命のいたずらか、相手は因縁のバルセロナだ。11年から15年までの約4年間、下部組織でプレーした古巣。昨年12月7日にカンプノウで初対戦した際は、FC東京からRマドリードへ“禁断の移籍”を決断した久保に対し、マジョルカへのレンタル移籍後にもかかわらず容赦ないブーイングが浴びせられた。地元紙スポルトは今回の再戦を前に「久保は今後もバルサから許しを得ることは難しい」とあおるなど、スペイン国内での注目度は最高に高まっている。

 そんな中、試合を中継する中継局モビスターは、プロモーションビデオで久保を抜てきした。引き締まった表情の久保は、流ちょうなスペイン語で「自分は将来を期待される選手ではなく、最高の将来に向かって今をプレーしたい!」と宣言。それを証明する絶好の機会となるのが、敵地でのマジョルカ戦は過去5戦6発のアルゼンチン代表FWメッシらスター軍団との対決だ。リーグ戦でバルセロナと勝ち点2差の2位につけるRマドリードからは“援護射撃”も期待されている。

 久保は今季リーグ戦24試合で3得点2アシスト。コロナ禍の自宅待機期間も、オンラインでのチーム練習でコンディション維持に努めた。それを証明するかのように、クラブの公式YouTubeで公開された10日の練習では、角度のない位置から、軸足の後ろを回って蹴り足を交差させて蹴る「ラボーナ」で見事にゴールするシーンを披露した。リーグ戦は残り11試合。「状態はよくピッチに戻れることを喜んでいる。1部残留のため、100%の状態で全ての試合に出たい」と意気込む久保が、再開ダッシュで降格圏の18位に沈むチームを救う。

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