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森保監督 五輪1年延期「悪いことではない」 選手の実力UPに期待

[ 2020年5月21日 05:30 ]

サッカー日本代表の森保監督
Photo By スポニチ

 サッカー日本代表の森保一監督(51)が20日、オンラインの取材で新型コロナウイルス禍での心境や活動再開後への思いを語った。

 ――代表活動が止まっている。

 「日本代表は特別な存在だからこそ、励ましのメッセージを発信しつつ、応援してくださる方々の日常に寄り添い、励ましになる活動をしたい」

 ――東京五輪が1年延期。フル代表の最終予選も始まれば兼任の強化に難しさが増す。

 「1年延期で活動の回数が増える。選手の実力も間違いなく上がる。チームだけのことを考えると悪いことではない」

 ――自身が重責にある中でのコロナ禍。

 「現役時代にレギュラーを外されて落ち込んだ。傷心で街を歩いていたが、すれ違う人は誰も自分のことなど見ていない。自分が自分で思い詰めているだけだと気づいた。悲劇のヒロインになってはいけない。困難な状況でも前進するために何をするかと考えるようになった」

 ――再開後の初戦で伝えたいことは。

 「“みんなで頑張り、乗り越えてきたからこそ、自分たちはこの場に立てている”ということを話すだろう。選手たちの社会貢献活動の素晴らしさも見ているので、それを評価してあげたい」

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2020年5月21日のニュース