ザッケローニ氏、セリエA再開検討に苦言「狂気の沙汰」 選手のメンタルを心配
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(67)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断している母国イタリアのセリエAの再開に懸念を示した。
21日付の地元紙コリエレ・デラ・セラで、ザッケローニ氏は6月中旬の再開を目指しているセリエAについて「実質70日間、競技活動を停止した状態から再開するのは狂気の沙汰だ。経済的な理由、優勝争い、昇降格など順位決定の必要がなければ具体化はしていないだろう」と批判。「すでに選手達はロックダウン(都市封鎖)を経験している上に、感染者が出ればまた隔離を強いられる。心理的な負担は重い」と選手のメンタル面を心配した上で、感染対策のため練習試合を行わないまま公式戦を再開する可能性が高いことにも苦言を呈した。
イタリア協会(FIGC)は8月20日までに今季を終了させて、来季は9月1日に開幕する方針。再開する場合は過密日程が予想されており、選手への心身の負担増や故障のリスクが懸念されている。
2020年5月21日のニュース
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