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鳥栖、J1の先陣を切って全体練習再開 「Jリーグの日」に充実の2時間

[ 2020年5月16日 05:30 ]

J1の先陣を切って全体練習をスタートさせた鳥栖イレブン
Photo By スポニチ

 鳥栖が15日、全J1クラブの先陣を切って全体練習を再開した。チームは3月29日から活動を自粛していた。

 1993年、Jリーグの初戦「横浜M―V川崎」が行われたことから「Jリーグの日」とされる5月15日。イレブンは約1カ月半ぶりに佐賀県鳥栖市のグラウンドに全員集合した。クラブハウスの使用禁止など徹底した感染予防対策を行い、午前10時から約2時間、選手間の距離を保ちながらのフィジカルトレーニングやボールを使った練習に汗を流した。スタッフは全員マスクを着用した。

 FW豊田の左手にはテーピング。自主練習中のケガかと思いきや、「最初の集合で密(みつ)になりすぎていたのかも分かんないんですけど、ミツバチに人生で初めて刺された」と告白。「神様が“密になっているぞ”と“バチ”を与えてくれたんだろうな」と解釈。「持ってるなと」と前向きにハプニングを捉えていた。

 主将のDF小林は「みんなの顔が見られてうれしい。(社会が)オンライン化していくと言われているが、オフラインのすさまじさを感じた」と直接顔を合わせることの大切さを実感していた。

 また、昨年11月の名古屋戦で右足に全治3カ月の重傷を負ったDF原も無事、復帰し「ここから徐々に上げていければ」と手応えを口にした。五輪代表有力候補でもあるが、東京五輪が1年延期となったことについては「コンディションはしっかり戻ると思う。ケガの言い訳ができないので、ここからが勝負」と誓った。

 金明輝監督は「みんなの元気で楽しそうな顔を見られて良かった。まだリーグの日程も出てないので、しっかりどんと構えて進めていきたい」と話した。

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2020年5月16日のニュース