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長友 ひとり親支援へクラウドファンディング立ち上げ 母への思い重ね「今度は僕がみんなに届ける番」

[ 2020年4月24日 19:26 ]

サッカー日本代表の長友佑都
Photo By スポニチ

 サッカー日本代表DF長友佑都(33=ガラタサライ)は24日、自身が代表を務める株式会社Cuoreを通じ、新型コロナウイルス禍のひとり親を支援するクラウドファンディングプロジェクトの立ち上げを発表した。

 支援内容は病児保育の無料提供、経済的に厳しい家庭へ食品配送と見守り支援を行う「こども宅食」、相談窓口の増設による相談対応など。ひとり親家庭や経済困窮家庭への支援実績のある認定NPO法人フローレンスを協働パートナーとする。

 外出自粛や企業の休業、倒産に伴い、収入の減少や育児の負担が重くのしかかるコロナ禍の現在、育児と仕事を一手に担うひとり親家庭の状況は深刻さを増している。フローレンスによると、親が自分の昼食を抜いて子どもの食事にあてるといった、毎日の食事ですらままならない家庭が出てきているという。

 長友は「どうか一人でも多くの人にこの支援の輪に賛同してもらいたい。みんなで未来を繋ぎましょう」と支援を呼びかけ、立ち上げに至った思いを次のようなコメントで明かした。

 「僕は幼い頃、母の女手一つで3人の兄弟を育ててもらいました。一生懸命に母が働く姿を近くで見ながら、経済的に苦しいことを幼いながらに理解をしていたことを覚えています。いつか母に恩返しをしたい。それが僕を突き動かし続けている想いの一つでもあります」

 「ひとり親世帯はただでさえ苦しい状態にも関わらず、コロナの影響で更に厳しい状態となっております。僕は日本代表としてみんなにパワーをもらってここまで走ってくることができました。今度は僕がみんなに届ける番だと思っています」

 目標金額は1億円で、寄附募集期間は今月24日~5月10日午後11時までの17日間。目標金額到達の有無に関わらず集まった資金を受け取れるAll―IN形式を取る。

 詳細はクラウドファンディングページまで
 https://readyfor.jp/projects/save-singleparent

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2020年4月24日のニュース