バルサ 貴重な右SB放出も…DFセメド移籍金52億円に設定、契約延長交渉は“凍結”
スペイン1部バルセロナがポルトガル代表DFネルソン・セメド(26)を放出する可能性が高くなったとスペイン紙スポルトが24日に報じた。新型コロナの影響によりセメドとの契約延長交渉が一時凍結。そのため同選手の代理人ジョルジュ・メンデス氏に4500万ユーロ(約52億2200万円)なら今夏“移籍可能”と伝えたもようだ。
バルセロナ加入3シーズン目となるセメドはトップチーム唯一の“本職右SB”として今季リーグ戦21試合(先発16)に出場するなど主力として活躍。途中負傷離脱するアクシデントもあったが安定感あるプレーでMFセルジ・ロベルトとともに層の薄い右SBを支えてきた。
そんなチームとって貴重な戦力と言えるセメドに移籍報道が浮上。同紙によればバルセロナは2022年に契約満了を迎えるセメドに対し、あと3年の契約延長を目指し今年2月から交渉を開始。しかし合意に達しないまま新型コロナの影響によりリーグ戦が中断。この影響による経済的打撃の予測が難しく、来季予算にも影響してくるためメンデス氏に連絡をとり交渉を一時“凍結”させ11月か12月あたりに再開させることに。ここでメンデス氏がバルセロナにセメドの移籍金提示を要求。4500万ユーロという返答を元に今夏の移籍先を探す動きを見せたという。
セメドに対してはマンチェスター・シティーが興味を持っており、昨夏にも獲得に動いたが結局は同じ右SBを主戦とするユベントスのポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(25)を約4000万ユーロで獲得することを選択。しかしカンセロはプレミアリーグの適応に苦しみ首脳陣を満足させる結果を残せず。今夏に再び獲得へ名乗りを上げる可能性があるもよう。この他にもインテル・ミラノ、パリSG、ユベントスなどが移籍先候補として考えられ、メンデス氏は今後数週間でこれらクラブからのオファーを確信しているという。
さらに同紙はバルセロナがセメドに代わる右SB獲得へ調査を開始したと報道。攻撃面に魅力のある若い選手を求めており、セメドの放出は“既定路線”ではないが可能性が高い選択肢のようだと伝えた。
2020年4月24日のニュース
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