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セリエA中断も…新型コロナに選手感染なら、会長「現実主義者にならなければ」

[ 2020年3月8日 05:31 ]

 イタリア・サッカー協会のグラビーナ会長が選手に新型コロナウイルス感染者が出た場合にはセリエAをはじめとした国内リーグ戦を中断する可能性を示した。7日、国営放送RAIが報じた。

 イタリアでは感染者が4636人、死者が197人に上っており、グランビーナ会長は「我々は現実主義者にならなければならない。リスクはあるので選手を守るための対策は全て取りたい」とした上で「もし選手に陽性反応が出た場合、リーグ戦を中断する可能性も排除しない」と語った。

 イタリアではサッカーをはじめ全てのスポーツイベントは4月3日まで開催自粛か、無観客での開催が法令で要請されている。地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトは、無観客開催になることでセリエA全体で2000万ユーロ(約23億8000万円)以上の損失が発生すると報じた。

 またグラビーナ会長は、イタリア代表の3月27日のイングランド代表戦(ロンドン)、同31日のドイツ代表戦(ニュルンベルク)の親善試合2試合が開催できなくなる可能性も示唆。「ドイツ戦はニュルンベルクが開催延期を希望している。イングランドからは(イタリアの選手、関係者の)隔離ゾーンを用意するという申し出を受けた」と相手側の対応を明かし「少なくとも無観客試合で開催させてもらえれば」とため息をついた。

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2020年3月8日のニュース