×

森保ジャパン 3月完全停止…新型コロナで“苦渋の決断”海外組招集断念、U23欧州合宿も見送り

[ 2020年3月8日 05:30 ]

3月の海外組活動を早めに断念した森保監督
Photo By スポニチ

 今月のサッカー日本代表活動がA、U―23ともに全面停止となったことが7日、明らかになった。複数の日本協会関係者によると、欧州など海外でプレーする選手に対して、この日までに一斉通達したもようだ。

 世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大。W杯カタール大会アジア2次予選の2試合(26日ミャンマー戦、31日モンゴル戦)の2試合は延期が決定的で、U―23代表の親善試合2試合(27日南アフリカ戦、30日コートジボワール戦)の中止は6日に発表された。

 さらに、検討されていた東京五輪世代の欧州組を中心とした欧州合宿も見送る方針となった。日本では感染者が1000人を超え、24の国と地域が日本からの入国などを制限。58の国と地域は、入国後の観察措置を行っている。A代表とU―23代表を兼任する森保一監督らコーチングスタッフを欧州に派遣した場合、各国の対応は不透明で、練習グラウンドの確保も困難となる。さらに、選手の安全第一とすることで、五輪本大会の招集に向けて欧州各クラブへの“配慮”があったとみられる。

 日本国内組だけでなく、欧州組も活動を断念したことで、U―23代表は今後、5月の国内合宿と6月のトゥーロン国際大会、7月の壮行試合の3度しか集合できない見込み。残り時間が4カ月しかない世紀の祭典へ向けて、少しでも準備を行いたい森保ジャパンにとって、苦渋の決断となった。

続きを表示

2020年3月8日のニュース