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湘南・チョウ監督が辞任「人としての力の無さを痛感」水谷社長ら幹部は減給50%3カ月に

[ 2019年10月8日 16:23 ]

J1湘南のチョウ貴裁監督
Photo By スポニチ

 J1の湘南は8日、チョウ貴裁(キジェ)監督(50)が同日付で退任すると発表した。後任監督は決まりしだい発表するとしている。また、水谷尚人社長(52)と坂本紘司スポーツダイレクター(SD、40)は50%の減給3カ月、無報酬の真壁潔会長(57)は水谷社長と同額を一般社団法人に寄付する。

 チョウ監督は選手やスタッフへのパワーハラスメント行為があったと告発されたことを受け、8月中旬から指導を自粛。今月4日にJリーグがパワハラと認定し、Jリーグからチョウ監督に公式戦5試合の出場資格停止など、対応が不十分だったクラブには制裁金200万円などの処分が科されていた。

 真壁会長とチョウ監督のコメントは以下の通り。

 ▼真壁潔会長 この度のパワーハラスメントの問題につきまして、まずは被害に遭われた皆様に深く謝罪をいたします。大変申し訳ございませんでした。また、応援して下さる皆様、ご支援いただいている皆様には、ご心配、ご迷惑をおかけし重ねてお詫び申し上げます。クラブとしての責任を重く受け止めるとともに、二度とこのような事態に陥らないために再発防止に努めて参ります。チョウ貴裁監督には、トップチームでは2012年より、またアカデミーでの指導を含めると2005年より15年間、アカデミー選手の育成、トップチームの強化、そしてクラブの発展に大きく貢献していただきました。湘南のスタイルを築き、有形無形の財産を残していただき心より感謝しております。今後に向け、クラブに関わる全ての人間が一層気を引き締めて、皆様に夢や感動をお届けできる湘南ベルマーレであり続けられるよう精進して参ります。何卒引き続きのご支援賜りますと幸いです。

 ▼チョウ貴裁監督 湘南ベルマーレに関わる全ての関係者の皆様に改めて深くお詫び申し上げますとともに、本日をもって監督の職を辞することを報告致します。これはクラブ側と重ねて協議をさせて頂いた上での結論であります。今回のJリーグ裁定にて処分が決定し、関係者の皆様のご心情に触れ、改めて自分の指導者として、人としての力の無さを痛感致しました。この反省からもう一度初心に立ち返り、受け手が感じる気持ちに深く寄り添い、共に歩んでいける真の強さを身に付けなければいけないと思います。トップチームの監督を含めた15年間このクラブの関係者の皆様に本当にお世話になり、感謝の念に堪えません。辛いこと、嬉しいこと、たくさんの経験をさせて頂きました。このような長年の歩みに関わって頂いた選手、スタッフ、サポーター、スポンサー、株主の皆様、トップチームを夢見る子どもたち、全ての方々に御礼を申し上げますとともに、このような形での退任となりましたことを心よりお詫び申し上げます。

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2019年10月8日のニュース