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森保ジャパンも「ONE TEAM」 ラグビーの活躍に刺激「我々もやっていきたい」

[ 2019年10月8日 05:30 ]

練習開始前にイレブンに語りかける森保監督(撮影・大塚 徹)                                                                                                                                              
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  森保ジャパンも「ONE TEAM」でW杯アジア2次予選を勝ち抜く。7日、モンゴル戦に向けた合宿を始動した。まだ帰国が間に合わない欧州組も多く総勢13人でのスタート。森保監督は練習前の円陣で「個のベスト、チームのベスト。今できるベストを尽くしていこう」と熱く呼びかけた。

 決戦を前に心を激しく揺さぶられていた。5日のラグビーW杯の日本代表―サモア戦は見ていて体に力が入ったという。「本当に命懸け。犠牲心と1つのボールを皆でつなぐ。仲間のためにつぶれ、お互いを生かしいく。我々もやっていきたいところ」。共感できる点は少なくなかった。

 まずは格下のモンゴル戦だが、長距離移動を経て中1日で試合を迎える選手も8人。練習のボリュームを調整しながらできる範囲で最善の準備を進めるしかない。楽なミッションではないが「チャレンジ精神をかき立てられる」と指揮官。早速、森保流“ONE TEAM”の見せどころとなる。



【森保ジャパン それぞれの動き】

 《長友》ラグビー日本代表に「負けずにやりたい」
 成田空港着の航空機で帰国し、8日から合宿に合流する。ラグビー日本代表の活躍に「僕も負けずにやりたい」と意気込んだ33歳は10日のモンゴル戦に向け「相手のレベルもあるのでW杯をイメージして対戦するのは難しい」と明かす。その一方で「その中でもW杯で勝つために積み重ねることはたくさんある。それをみんなで共有したい」と話した。

 《川島》「日本を盛り上げる」
 “日本代表”から受けた刺激をモンゴル戦への活力とする。自国開催のW杯で躍進を続けるラグビー日本代表の試合をチェックしていることを明かし、「ラグビーとかサッカーとかっていう境目はないと思う。日本が盛り上がれば」と力を込めた。自身4度目のW杯予選に臨んでいる36歳のベテランは「パスの質、プレーの質をもっと難しい試合を通してあげていきたい」と成長を期した。

 《永井》「しっかり結果を出したい」
 ケガでFW大迫が不在の中、1トップの先発に名乗りを上げた。前回のミャンマー戦では出番がなかったが、スタメン起用された6月の親善試合エルサルバドル戦では2得点。大迫と特徴は違っても、トップ下のMF南野らとの連係は問題なく「パスを出せる選手はたくさんいる。前線はゴールを求められているんで、しっかり結果を出したい」と抱負を口にした。

 《中島》「最高のパフォーマンスを出す」
 格下でも手は緩めない。W杯アジア2次予選の初戦だった9月のミャンマー戦では森保ジャパンのW杯予選初ゴールをマーク。対戦相手のモンゴルはFIFAランキングで183位の格下だが、「そういう見方は好きじゃない」ときっぱり。「常に自分の最高のパフォーマンスを出すだけ」と変わらない決意でピッチに立つ。

 《権田》零封に向け「ベストを持っていく」
 過酷な移動でも2戦連続完封へ「ベスト」な状態に仕上げる。所属するポルティモネンセで5日のリオアベ戦にフル出場。深夜に車で2時間をかけてリスボンの空港に移動し、フランクフルトを経由してこの日の朝に帰国。調整が難しい状況ながら、9月のミャンマー戦に続く零封に向けて「木曜日(10日)の試合にベストを持っていきたい」と意気込んだ。

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