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頼もし久保の経験値!“東南アジアの洗礼”にも動じず「還元したい」

[ 2019年9月8日 05:30 ]

サッカーW杯アジア2次予選   日本―ミャンマー ( 2019年9月10日    ヤンゴン )

<サッカーW杯2次予選 ミャンマー遠征>日本人学校の生徒らと記念写真する久保(中央)ら日本代表イレブン(撮影・大塚 徹)
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 W杯アジア2次予選ミャンマー戦(10日)に臨む日本代表は7日、ヤンゴン市内で練習を始動した。MF久保建英(18)は初日から激しいスコールに見舞われ、田んぼと化したピッチにも「心配ない」とどこ吹く風。世代別代表時代から東南アジアでのアウェーの洗礼は経験済み。歴代最年少得点、W杯予選最年少出場&得点のトリプル快挙へ、機運は高まってきた。 日本代表メンバー  日程&結果

 バケツをひっくり返したような豪雨は突然、降ってきた。開始時には日差しもあった練習場の空は30分で急変。黒い雲に覆われた。更衣スペースの屋根は強風でトタンが壊れ、ピッチは瞬く間に田んぼと化した。初日から見せつけられた東南アジアの過酷さ。そんな中でも涼しい顔を見せていたのが、18歳の久保だった。

 「懐かしいというと変ですが(雨も)暑いよりはいい。ポジティブに捉えたい。アンダー世代でも多々、経験しているので心配ないです」。悪条件にもボールタッチの感触は悪くない。むしろ楽しんでいるかのよう。秘けつは?と問われると「慣れですね。そこは経験が答えを導き出してくれる」。憎らしいほどの自信だった。

 森保監督が久保のA代表入りを本格検討し始めたのが3月U―23アジア選手権予選・東ティモール戦での2発だった。くしくも会場は今回と同じ。久保は「1度、試合をしてるので情報は多い。還元したい」。他にも16年U―16アジア選手権(インド)で4得点。18年U―19アジア選手権(インドネシア)北朝鮮戦でゴール。高温多湿、スコールなどをことごとくはね返してきた自負がある。

 いよいよW杯2次予選が始まる。本田、吉田、遠藤と過去3回、同予選の1号弾を決めた選手はW杯にも出場してきた。歴代最年少得点記録、W杯予選での最年少出場&得点というトリプル快挙の期待も背負う18歳だが「気負わず、自然体で」と力みはない。ミャンマー戦もジョーカーでの出場が濃厚。日本、欧州では考えられないアウェーの洗礼も久保にお任せ!だ。

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