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元スペイン代表GKカシリャス 急性心筋梗塞からの復帰へ意欲 引退噂も新シーズンへ向け練習開始

[ 2019年7月1日 22:38 ]

ポルトガル1部ポルト所属の元スペイン代表GKカシリャス(AP)
Photo By スポニチ

 ポルトガル1部ポルトの元スペイン代表GKイケル・カシリャス(38)が1日、新シーズンへ向けたトレーニングを開始したと自身のツイッターで報告。急性心筋梗塞により一時は現役引退も噂されたレジェンドは「仕事に戻る」と短い言葉で戦線復帰へ意欲を見せた。

 カシリャスは1999~2015年にレアル・マドリード(スペイン)で公式戦725試合に出場し、欧州チャンピオンズリーグ優勝3回、スペイン1部優勝5回など数々のタイトルを獲得。スペイン代表では最多記録の167試合に出場し、2010年W杯南アフリカ大会で初優勝に貢献。

 2015年にポルト加入後は公式戦156試合に出場し74度のクリーンシート(無失点試合)を記録するなど活躍。だが、今年5月1日の練習中に急性心筋梗塞のため倒れ、病院に搬送されてカテーテル手術を受けた。順調に回復して同6日に退院する際には「将来はどうなるか分からない。ただ最も重要なことは、ここにいて話ができることだ」と話していた。

 そのためポルトガル紙オジョゴなど複数の地元メディアなどでは引退が“既定路線”と報じられ、役割は未定ながらクラブスタッフとして残ってもらえるようなオファーを提示すると伝えられていた。しかし、ポルトの新シーズンに向けた初日の練習にカシリャスが参加。回復後初となるトレーニングをこなしたもようで、クラブ公式ホームページではチームメートと一緒にランニングする写真がアップされた。

 カシリャスの現役続行への意思を確認したファンはSNS上で歓喜。「またあなたの姿が見られるのは幸せ」「おめでとうございます」「週の始めにこんないいニュースが聞けるなんて」と喜びのコメントが続々。中にはカシリャスがサイン入りのサッカーボールを子供に渡す写真を載せ「私の息子と親切で愛情のこもった行動に感謝。チャンピオンを応援します」と投稿するなど多くの人々が“奇跡の復活”へ向けた一歩を歓迎した。

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2019年7月1日のニュース