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2発競演!イニエスタ復帰即&ビジャ得点首位 神戸5発で白星

[ 2019年7月1日 05:00 ]

明治安田生命J1第17節   神戸5―3名古屋 ( 2019年6月30日    ノエスタ )

後半、PKを決めるイニエスタ      
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 神戸は2試合ぶりに復帰したMFアンドレス・イニエスタ(35)とFWダビド・ビジャ(37)が2ゴールずつ決めるなど名古屋を5―3で破った。

 守備が崩壊しても、スーパースター2人がいれば勝てる。神戸にとって2試合ぶりとなる白星の原動力となったのが、帰ってきたイニエスタだ。夫人の第4子出産に立ち会うため一時帰国していた背番号8は、2試合ぶりに戦列復帰し、後半18分に右足ミドルで1点目。同24分には、自らのスルーパスから得たPKを沈め、来日初の1試合2得点で勝利に貢献した。

 「これだけ点を奪われたことは、チームとして良くしていかないといけない。ただ、今日は勝てたこと、難しい状況を乗り越えられたことが良かった」

 1点目を決めた後には、次男の誕生を祝う揺りかごダンスを披露した。スペインでも個人トレーナーとともに練習をしていたとはいえ、日本に戻ったのは27日で、調整期間はわずか2日だった。「前半は体を重く感じて、チームとして練習していないことや時差ボケも(原因として)あった」。らしくないミスが序盤はありながらも、試合中にゲーム勘を取り戻し、後半に圧巻のパフォーマンスを見せた。

 盟友も負けてはいない。前半27分に先制点を決めたビジャは、3―3で迎えた後半35分、自ら得たPKをゴール右に流し込んで決勝点をマーク。こちらも来日初の1試合2得点で、今季9得点目とし得点ランクトップタイに立った。

 3度のリードを追いつかれる計8発の乱打戦に、ビジャは「クレージーな試合展開だったね」と苦笑いで振り返った。守備に大きな課題を残しながらも、フィンク監督の就任後は3試合を戦い2勝1分け。これで11位に浮上した。

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