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浦和 天皇杯連覇なら歴代最多8度目優勝 意気込むオリベイラ監督 1.1新国立競技場で決勝

[ 2019年5月13日 17:27 ]

浦和のオリベイラ監督(左)、日本サッカー協会・田嶋幸三会長、DF宇賀神(右)
Photo By スポニチ

 来年の1月1日に新国立競技場で決勝戦が開催される第99回・天皇杯の開幕会見が13日、都内で行われた。今大会は都道府県合計で前年より約500チーム増の2578チームが予選に参加。ノックアウト方式で行われる本大会には88チームが出場し、5月25、26日に行われる1回戦で幕が切って落とされる。

 開幕会見には前年度優勝チームの浦和から、オズワルド・オリベイラ監督(68)と、昨年度の仙台との決勝戦で豪快ボレーで決勝弾を決めたDF宇賀神友弥(31)も出席。流通経済大時代も含め11年連続出場となる宇賀神は「決勝で印象に残るゴールを決められ、自分の人生でも貴重な経験が出来た。ときが止まったような瞬間だった」と昨年度の優勝を振り返った。

 今大会では2回戦で母校の流通経済大と対戦する可能性も浮上。宇賀神は「非常に怖いです。ジャイアントキリングという言葉が何度も出てきていますが、(大学時代の)09年にG大阪と対戦した経験があります。相手は失うものはなく、絶対に勝つという強い意気込みで向かってくると思う。それが母校ということで少し恐れています」と引き締まった表情で語った。令和初の決勝戦で、決戦地が東京五輪の開会式、閉幕式の会場でもある新国立競技場のこけら落としとなる試合とあって「新国立の最初の試合。誰もがその舞台に立ちたいと思っていると思う。自分はもうそこでカップ戦を掲げる姿を想像しています」と力強く連覇を誓った。

 一方、昨年度の優勝で鹿島時代の2度の優勝を含め3度、天皇杯を制しているブラジル人指揮官も、この日に返還した天皇杯を左手で触りながら「1月1日までこの賜杯を取っておいてください。また穫りに行きますから」と声高らかに宣言。また浦和が今大会で連覇を達成すれば、慶応BRBの持つ歴代最多優勝回数8度に並ぶとあって、指揮官は「歴史を作ることはどのクラブも望んでいること。伝統ある大会でそれが実現できれば光栄です」と意気込んだ。

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2019年5月13日のニュース