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興梠 令和1号も決める!平成ラスト弾男いざ“連発”

[ 2019年5月2日 05:30 ]

<浦和練習>紅白戦で敵陣に攻め込む興梠(撮影・大塚 徹)
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 明治安田生命J1は3日、「令和」最初の第10節を迎え、浦和は最も早い午後2時開始の磐田戦(埼スタ)に臨む。前節の清水戦で「平成最後のゴール」を決めたFW興梠慎三(32)はこの日、紅白戦でひと足早く“令和1号”を決め、時代をまたぐ2戦連発へ準備万端。平成最後に続き、新元号1号に照準を定めている。

 リハーサルは完璧な形で完了させた。“令和1号”を決めたのは、やはりこの男だ。対磐田を仮想した紅白戦。主力組のFW興梠は、DFラインの裏に抜けるとMF長沢のスルーパスを受け、左足一閃(せん)。新元号がスタートした5月1日、誰よりも早く、鮮やかにゴールネットを揺らしてみせた。

 3日の磐田戦は広島―横浜と並び令和で最も早い午後2時開始。試合2日前は無言をルーティン化している興梠だが、当然「1号弾」の大本命だ。2トップを組むFW武藤は「味方がパスを出しやすいタイミングで裏を取る。そこは凄い。(令和1号へ)僕も負けじと頑張りたい」と舌を巻いた。

 「平成最後のゴール」は前節清水戦の終了間際に決めた。今季の浦和は8点中7点が後半と後半勝負が勝ちパターン。“最後”を決めるのは想定内だった。ただし、令和1号を狙うには序盤からアグレッシブさが不可欠。興梠は「ホームなので前から行きたい。もっともっと得点が取れるように」と話していたが、その片りんが見える紅白戦だった。

 J1通算得点139点は歴代6位のカズに並び浦和でのJ1通算得点(90点)で歴代1位の福田正博にあと1点。「そこは一番うれしい。塗り替えたい」。磐田戦で達成なら所要196戦で、210戦の福田氏を超すスピード達成。前売り券の売れ行きも5万人を超え「令和1号」の予行演習も終えた。新時代到来にふさわしい新ミスターレッズ襲名の舞台は整った。

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