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神戸 ポドルスキに3日間の謹慎処分 三浦SD「これで終わり」

[ 2019年5月2日 05:00 ]

謹慎処分が解けた神戸の元ドイツ代表FWポドルスキ(右)はサムアップでクラブハウスを後にした
Photo By スポニチ

 神戸は1日、自身のツイッターで川崎F戦(4月28日)の欠場を明かした元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)に3日間の謹慎処分に付したことを発表した。期間は28日から30日までで、令和初日のこの日、前主将は“復帰”。三浦淳寛スポーツダイレクター(SD)はリスタートを強調し、騒動の幕引きとした。

 元号が変わったことによる“恩赦”か、それとも世界的スターへの“忖度”か…。処分を検討されていたポドルスキへの制裁は、4月28日から30日までの“3日間の謹慎処分”だった。取材に応じた三浦SDは「これで終わり。勝つためにネガティブな考え方をするのではなく、今こそ一致団結する。それが僕の気持ち」と明言。練習前にポドルスキは全員の前で反省の弁を述べ、この日からチームへの合流が許された。

 昨年10月には、元スペイン代表MFイニエスタの欠場を知人に話したDF高橋峻希(現J2柏)が、Jリーグからけん責処分を受けた後にクラブから1カ月の謹慎処分を命じられた。当時と比較にならない“大甘裁定”。両者の差を問われた三浦SDは「高橋の方が影響が大きかった?そうですね」と強調。その理由として、今回はJリーグ側から問い合わせがないこと、そしてツイッターの拡大翻訳であることを挙げた。

 クラブの説明によると、ポドルスキは4月25日に海外メディアに「状態は100%ではない」と話し、ツイッターの日本語翻訳担当者によって川崎F戦の欠場をほのめかす内容になってしまった模様。本人は「細かいことは言っていない」(三浦SD)という。選手起用などを部外者に伝えることを禁止している日本サッカー協会選手契約書には、大きく抵触していないとの判断があった。

 この日、ポドルスキは別メニュー調整。札幌戦(4日・札幌D)出場は不透明ながら練習後はサムアップし、「See you tomorrow(また明日)」と残してクラブハウスを後にした。

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2019年5月2日のニュース