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FC東京・久保、今季1号で大量得点導く 首位奪還へ魔法の左足

[ 2019年4月5日 05:30 ]

笑顔の久保(撮影・西海健太郎)
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 5戦無敗の勝ち点11で2位につけるFC東京は6日、ホームに清水を迎える。味の素スタジアムでの清水戦は15年に3―2で勝利して以降、勝ち点3を得られていない。4年ぶりの難敵撃破で首位再浮上を狙う一戦に向け、U―22日本代表MF久保建英(17)は複数得点の重要性を説き、長谷川健太監督(53)も攻撃の起爆剤として期待した。

 「17歳の至宝」が魔法の左足で埼スタの悲劇を振り払う。6日の清水戦に向け、久保は「1―0だと追いつかれるプレッシャーの中でプレーしなければならない。2―0、3―0と点差を開くことが大事」と追加点の重要性を強調。首位奪還へ、気合を入れた。

 手痛い経験を糧にリーグタイトルに突き進む。前節のアウェー浦和戦では1―0とリードしながら、ラストワンプレーで同点とされた。「2点目を取れるチャンスはあったし、奪えていればアディショナルタイムに決められていても勝てていた」。次節で対戦する清水はここまでリーグワーストの14失点。守備網の穴を突き、狙うは自身の今季初ゴールとチームの大量得点だ。

 メンタルとフィジカルの両面で成長を認める長谷川監督も、久保のゴールを待ち望んでいる。前々節の名古屋戦ではFW永井、前節の浦和戦ではFWディエゴ・オリヴェイラがゴールを決めるなどFW陣は好調を維持。指揮官は「あとは建英が決めれば言うことない」と複数得点の起爆剤として、前節は後半途中から前線で起用した久保に大きな期待を寄せている。

 天才レフティーは3日には今季から主将を務めるMF東や、日本代表のDF室屋、同MF橋本らとおいしい焼き肉を食べに出かけ、心身ともにリフレッシュした。十分にパワーを充電した久保が、魔法の左足で本拠地に歓喜を呼び込む。

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