“ユーベの金の卵”19歳キーン A代表初得点含め公式戦3戦連発!

[ 2019年4月2日 09:00 ]

3月30日のエンポリ戦で決勝弾を決めたユベントスのキーン(AP)
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 イタリアに若きスーパースター候補が現れた。セリエA8連覇へ首位を独走するユベントスのFWモイーズ・キーン(19)が3月30日に1―0で勝利したエンポリ戦で決勝ゴール。イタリア代表での初ゴールを含めて公式戦3試合連続得点をマークした。2000年生まれの選手として次々と“記録”を打ち立てている新世代ストライカーの凄さとは――。

 新星の勢いが止まらない。ユベントスの19歳FWキーンが、負傷欠場したC・ロナウドの穴を埋めた。エンポリ戦で出場3分後の後半27分に右足ダイレクトのミドル弾で決勝点。地元紙トゥットスポルトは「全てを金に替えるフェノメノ(怪物)だ」と絶賛した。
 
イタリア代表で3月23日の欧州選手権予選フィンランド戦で初先発初得点。19歳23日は同代表の公式戦最年少ゴールとなった。26日の同リヒテンシュタイン戦でも1得点し、これで公式戦3戦連発。今季リーグ初先発した3月8日のウディネーゼ戦の2得点から公式戦6戦5発と一気にブレークした。飛躍のきっかけは今季加入したエースで「ロナウドから学び、秘密を盗んだ。日々全力で練習すること」と出場機会に恵まれなくても腐らず練習に取り組んできた。「ハードワークを続けて、いつかロナウド、メッシの域に達したい」と野望を語った。

 ユベントスの下部組織出身で、16年11月にクラブ最年少記録の16歳でプロデビュー。2000年以降に生まれた選手として初めて欧州5大リーグでの得点、欧州CL出場、イタリア代表デビューを達成した。高い身体能力と決定力で元イタリア代表FWバロテリ(マルセイユ)と比較されるが、同僚のDFキエリーニは「フィジカルは、バロテリより強い。ゴール前のプレーはトレゼゲのようだ」と、00~10年にユベントスでリーグ138点を挙げた名FWになぞらえる。

 コートジボワール出身の両親は、4歳の時に離婚。女手一つで育ててくれた母イザベルさんをプロ契約とともに「もう働かなくてもいいよ」とトリノに呼び寄せた。先月に父親がクラブにトラクターなど金品を要求するトラブルが表面化したが「一人前になったのは母のおかげ」と“拒否”。愛する母のためにも、孝行息子がさらなる活躍を目指す。

 ◆モイーズ・キ-ン
 ☆生まれ 2000年2月28日、トリノ近郊のベルチェリ出身。  ☆サイズ 1メートル83、73キロ。利き足は右。  ☆経歴 10年に9歳でユベントスの下部組織入り。16年11月19日ペスカーラ戦でトップチーム初出場。17~18年はベローナに期限付き移籍し、19試合4得点。リーグ通算27試合8得点。  ☆イタリア代表 昨年11月の親善試合米国戦でデビュー。通算3試合2得点。  ☆契約 20年6月まで。地元紙はクラブが現在の4倍となる年俸200万ユーロ(約2億5000万円)で24年まで契約延長を目指していると報道。代理人はバロテリらと同じライオラ氏。  ☆髪形 モヒカン、金髪などを経て最近はドレッドヘアがトレードマーク。

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