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C大阪DF舩木、2年間で出場ゼロも東京五輪へ定位置奪取必ず

[ 2019年2月13日 09:20 ]

開幕スタメンに向けて猛アピール中の舩木
Photo By スポニチ

 【19年J1注目の男(10)C大阪】東京五輪への思いが強いからこそ、あえてイバラの道を選んだ。C大阪のプロ3年目DF舩木翔(20)は、ルーキーイヤーだった2年前から注目されてきた。だが、これまでにJ1での出場機会はゼロ。U―23チームとして戦うJ3が主戦場だった。

 C大阪の左サイドバックには、DF丸橋が不動の存在として長く君臨している。その壁が高いとはいえ「マルくんが絶対的という意見が多いけど、そろそろ“自分がマルくんと代わっても良いんじゃないか”という意見をもらえるようにアピールしたい」と意欲を隠さない。

 オフにはJ2クラブからオファーがありながら「J2で試合に出るのが良いのか、セレッソでマルくんと勝負した方が良いのか」をてんびんにかけ、残留を決意した。今季もまたJ1のピッチに立てない可能性もある。それでも残ることを決めたのは、来年に迫った東京五輪があるからだ。

 「今年は五輪に出るための“勝負の年”だと思っているし、それをかなえるためにセレッソに残ったつもりなので」。今季から指揮を執るロティーナ新監督に評価されており、始動から主力組での調整が続く。左足から放つ高精度のクロスで、自分の道を切り開く。

 ◆舩木 翔(ふなき・かける)1998年(平10)4月13日生まれ、奈良県出身の20歳。幼稚園の年中でサッカーを始め、小学3年でC大阪U―12へ。同U―15、同U―18を経て17年にトップ昇格。1メートル77、65キロ。利き足は左。

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2019年2月13日のニュース