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“野人”岡野氏、ジョホールバルの歓喜の裏話…実は出場したくなかった!?

[ 2018年11月8日 09:23 ]

97年11月16日、対イラン戦の延長戦でゴールデンゴールを決めた日本代表・岡野(中央)
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 98年W杯フランス大会に出場し、現在はJ3鳥取のGMを務めている岡野雅行氏(46)が、7日放送のMBS「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・56)に出演。日本が初のW杯出場を決めた97年11月16日のイラン戦のゴールデンゴールを振り返った。

 番組では「元日本代表・岡野は今、幸せなのか?」と題し、現在の岡野氏にインタビュー。岡野氏はジョホールバルの歓喜について問われると「もう2度と経験したくないです」と苦笑い。「私はあの試合しか出てないんです。実は。全然出してもらえなかったので、岡田(監督)さんに『なんでですか』って聞いたら『岡野は秘密兵器だから』って(言われていた)」と裏話を明かした。

 試合は同点で延長戦に。「会場もどよどよしてきて、これドーハの悲劇みたいになっちゃうんじゃないかみたいな感じになって。『よし関わっちゃいけない』ってなって、アップやめて、岡田さんの見えないところに隠れていた」と当時を振り返り、「でも呼ばれて、決定的なチャンス3回も外して。もう日本に帰れないという心境でやっていた。(ゴールを決めた時は)『W杯行ける!』じゃなくて『日本に帰れる!』って思った」と笑った。

 現在はJ3の鳥取で代表取締役GMとして活動。「選手のとにかく動いてチャンスを作るという思いでやっています」と広告塔、営業、接待、選手獲得、試合会場の設営など、さまざまな業務を行っている。チームは経営難だったが、今ではスポンサー企業は約360社にまで増加。岡野氏自身も「感謝しかない」と喜んでいた。

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2018年11月8日のニュース