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ウルグアイ戦分析 中島、敵陣でのドリブルでチャンス演出

[ 2018年10月18日 05:30 ]

国際親善試合   日本4―3ウルグアイ ( 2018年10月16日    埼玉 )

ウルグアイ戦の前半、シュートを放つ中島(左)(撮影・西尾 大助)
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 強豪国相手に日本の若き才能が爆発した。試合前は「W杯経験者との融合」が期待されたが、南野、中島、堂安にそれは必要なかった。リスクを恐れぬ積極的な攻撃、決定力の高さ、こぼれ球への素早い反応を攻撃陣が90分間通したのは、久しく記憶にないくらいの衝撃だった。

 日本のシュート数は計18本で、うち枠内シュートが9本。枠内9本は18年のAマッチ12試合で最多だ。若手3人で計11本、枠内が8本。チームでの枠内率は50%だが、3人で72・7%に達した。相手GKがはじいたボールを詰めての2得点を見ても、枠内に放つ重要性が分かる。

 アタッキングサード(ピッチを3分割した最も敵陣側)内でのダイレクトパス成功率71・0%(32本、成功22本)も18年のAマッチで最高。チームの共通意識なのか柴崎、酒井、長友らも高い成功率を誇った。

 その中で特異なプレーを見せたのが中島だ。同エリアでのダイレクトパスは1本もなく、代わりにドリブルがチーム最多の11回。まずはドリブルで相手DFをはがし、チャンスを演出した。「個の強さ」が組織プレーや連動性につながり、想像を超えた代表になることを期待できる一戦だった。

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2018年10月18日のニュース