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【川本治氏 視点】低い精度課題…もっと欲しいサイドからの攻め

[ 2018年8月25日 09:12 ]

ジャカルタ・アジア大会男子サッカー決勝トーナメント1回戦   日本1―0マレーシア ( 2018年8月24日    ブカシ )

<日本・マレーシア>後半、上田(中央)が先制ゴールを決める(撮影・木村 揚輔)
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 初戦からの選手起用をみると、勝ちにいきながら、多くの選手を試す意図が見える。この試合は、守備は初戦パキスタン戦の後半途中からのメンバー、前線はここまでゴールを決めた選手を軸に、ベトナム戦でミスが目立った選手を外した構成。4試合の中で全体のバランスは一番良く、チームらしかった。

 決勝点となったPKは松本のパスに上田が抜け出して得たものだが、大学リーグでも得意としている形でタイミングも抜群だった。ただし、全体的には相手ゴール近くまでは何度もボールを運んだものの、そこから先の精度が低く、得点にはならなかった。森保監督のサッカーは両サイドが鍵なので、もっとサイドからの攻めが欲しい。セットプレーにも、もっと工夫が必要だ。(元ジェフ市原強化部長)

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2018年8月25日のニュース