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神戸、イニエスタ獲得を正式発表 Jリーグ史上最高額32・5億円で完全移籍

[ 2018年5月23日 16:30 ]

ヴィッセル神戸入団会見で抱負を語るイニエスタ(撮影・田中 和也)
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 誕生へ秒読み段階に入っていた「神戸イニエスタ」が正式に決まった。J1神戸は24日、バルセロナに所属するスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)を完全移籍で獲得したことを発表した。今季限りでバルセロナを退団することを表明していたイニエスタに対し、神戸は三木谷浩史会長が自ら交渉に動き、中国の重慶当代などとの争奪戦を制する形で獲得が決定。世界No.1クラスの司令塔を迎え入れることになった。

 スペインでは年俸2500万ユーロ(約32億4700万円)と報じられており、フォルラン(元C大阪)やポドルスキ(現神戸)の推定6億円を大きく上回りJリーグ史上最高額となる。超異例の金額だが、J1制覇やACL制覇を目指す神戸は、スペイン代表でも長く活躍する司令塔は十分に投資価値があると判断したもよう。積極的に交渉し、Jリーグ始まって以来、最大ともいえるビッグディールを成立させた。

 Jリーグの第2登録期間は7月20日からとなっており、神戸デビューは最短で同22日の湘南戦(ノエスタ)。ただ、W杯の決勝が同16日に組まれており、名を連ねているスペイン代表が勝ち進んだ場合は、その後にオフを設けられることから、神戸合流がずれ込むことになる。いずれにせよ、中断明けからは神戸が最も注目を集めるクラブとなることは間違いない。

 現在、首位広島と勝ち点15差の6位につける神戸。イニエスタとポドルスキを軸に、さらなる浮上を目指していくことになる。

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