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アーセナル エメリ新監督を発表 前PSG監督「重要な新しい一章をスタート」

[ 2018年5月23日 18:33 ]

ウナイ・エメリ氏
Photo By AP

 プレミアリーグ・アーセナルは23日、新監督にフランス1部パリ・サンジェルマン前監督のウナイ・エメリ氏(46)が就任すると発表した。1986年から22年にわたって指揮を執り、今季限りで退任したアーセン・ベンゲル監督(68)の後任となる。

 プレミアリーグ挑戦となるエメリ新監督は「偉大なクラブに加わることに感動している。アーセナルは、そのプレースタイル、若手重視の姿勢、素晴らしいスタジアムとクラブ運営で世界中で知られ、愛されている。重要な新しい一章をスタートさせる責任を与えられたことに興奮している」と意気込みを語った。オーナーのスタン・クロンケ氏(70)は起用理由について「面接で、彼のサッカーの知識、愛情、エネルギー、意志の強さは傑出していた。またクラブ、在籍選手、プレミアリーグなどにも精通していることも素晴らしかった」と説明した上で「ベンゲル監督が築いた基盤を元に、クラブを前進させ、より大きな成功をもたらす助けになってくれるだろう」と大きな期待を寄せた。

 スペイン人のエメリ氏は、これまでスペイン1部バレンシア、ロシア1部スパルタク・モスクワ、スペイン1部セビリア、フランス1部パリ・サンジェルマンなどの監督を歴任。13年1月から指揮を執ったセビリアでは前人未到の欧州リーグ3連覇を達成した。16年6月から率いたパリ・サンジェルマンではクラブが目標とする欧州チャンピオンズリーグ制覇に届かず、契約が満了する今シーズン限りで退任していた。

 地元メディアによると、ベンゲル監督の後任候補にはプレミアリーグ・マンチェスター・シティーでコーチを務めるクラブOBのミケル・アルテタ氏(36)の就任が有力視されていが、監督経験がないことから選手から不安の声が上がっため、クラブは実績と経験のあるエメリ氏の起用に方向転換したという。

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2018年5月23日のニュース