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川崎F鬼木采配ズバリ!“ラルフ”鈴木雄斗がJ1デビュー戦で劇的ヘッド!

[ 2018年5月12日 19:24 ]

明治安田生命J1第14節第1日   川崎F2―1柏 ( 2018年5月12日    三協F柏 )

<柏・川崎F>後半ロスタイム、決勝ゴールを決め喜ぶ川崎F・鈴木(右から2人目、左は小林)
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 川崎FのMF鈴木雄斗(24)が、J1デビュー戦で大きな仕事をやってのけた。チームは12日、アウェーで柏と対戦。鈴木は1―1の後半41分にエウシーニョに代わってピッチに入ると、後半アディショナルタイム。長谷川の左サイドからの右足クロスに、ファーサイドで頭で決勝弾をたたき込んだ。

 チームの連敗を2で止める、価値あるJ1初ゴール。ゴール後はチームメートにもみくちゃにされた。記念ボールを抱えてミックスゾーンに姿を見せた鈴木は「チャンスがあればという気持ちだった。本当に嬉しいです」と満面の笑顔で振り返った。

 今季J2の山形から加入。今季公式戦初出場となった4月18日のACL1次リーグ最終戦の蔚山戦では、今季公式戦を初ゴールを決めた。それでもリーグ戦では出場機会をなかなか得られず、パス主体のチームにどう適応するかなど「いろいろ悩んだ」という。それでも鬼木監督を始め、チームメートらに「自分の良さをもっと出した方が良い」とアドバイスを受けると、吹っ切れた。この日も指揮官からは「どんどん打っていけ」と送り出され、「足では打てなかったけど、サイズ(1メートル82)もあるし、ダイナミックなプレーをこれからもどんどん出していきたい」と話した。

 期待に応えた鈴木に、鬼木監督も賛辞を送ることを忘れなかった。「中盤、サイドバック、どちらにしても雄斗は入れようと思っていた」と起用を決めていたことを明かした指揮官は「期待に応えてくれた。今回は頭でしたけど、足も良いものをもっている。クロスにも入っていけますし、その通りやってくれた」と喜んだ。

 チームは鈴木の活躍もあり、これで連敗を2でストップ。目標の連覇へ向け、チームは“ラルフ”こと鈴木の活躍で息を吹き返した。

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2018年5月12日のニュース