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久保裕也 3季連続2桁得点!出場停止明け決定力アピール

[ 2018年5月12日 05:30 ]

ベルギーリーグ優勝決定プレーオフ・第8節   ヘント1-1ゲンク ( 2018年5月10日 )

前半、先制ゴールを決め喜ぶヘント・久保
Photo By 共同

 ベルギー1部ヘントのFW久保裕也(24)が10日、3季連続の2桁得点となる今季公式戦10ゴール目を決めた。プレーオフの敵地ゲンク戦に2トップの一角で先発し、前半15分に先制点をマーク。35人の予備登録期限(14日)が迫るW杯ロシア大会に向けて好調をアピールした。

 W杯に向けて、価値あるゴールだった。前半15分、味方が敵陣の右サイドでボールを奪うと、久保はパスを要求しながらゴール前へ走り込んだ。折り返しを受けると、右足で冷静に左隅へ。「前のポジションをやればああいうのは来る」。仲間と呼吸を合わせて奪った場面を振り返った。

 累積警告による出場停止明けの一戦は普段のMFではなくFWで出場。交代する後半34分まで存在感を示した。先制点は4月22日のシャルルロワ戦以来、2試合ぶりとなる今季10点目。「個人としての結果は悪くないが、もうちょっと取りたい」と満足しなかった。

 シーズンの2桁得点は、公式戦11得点を決めたスイス1部ヤングボーイズ時代の15〜16年、同クラブからヘントに移籍して欧州1部リーグ日本人最多となる23得点を記録した昨季、そして今季と3季連続。欧州でのこの記録は、ザルツブルクのFW南野に続いて史上2人目。W杯に照準を合わせるかのように、4月からのプレーオフでは全8戦中5戦(先発は3戦)という限られた出場の中で3得点と勝負強さを発揮している。

 次戦は今季の欧州主要1部リーグに所属する日本人の中で、1位の13得点を挙げているMF森岡擁するアンデルレヒトと対戦。チームは引き分けて4位以下が確定したが、連敗は3でストップ。「チームが良くなればチャンスが回ってくる。あと2試合、もうちょっと稼ぎたい」。日本人対決を制しW杯本番まで上り調子を続けていく。

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2018年5月12日のニュース