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東京Vの”バンディエラ”平本一樹氏がJ2町田入り「PRリーダー」

[ 2018年1月17日 15:27 ]

 J2町田は17日、J2東京Vでプレーしていた昨季限りで現役を引退した平本一樹氏(36)が2月1日付で「チームPRリーダー」に就任すると発表した。

 東京都八王子市出身の平本氏は小学校3年から現東京Vのアカデミー(育成部門)育ちで、ヴェルディユースに所属していた1999年にJ1デビューし、18歳の誕生日に初ゴール。2001年には世界ユース選手権(現U―20W杯)に出場するなど各年代の日本代表として活躍した。07年には当時J1だった横浜FC、12年にはJ2町田、13年には甲府へそれぞれ期限付き移籍したが、14年には東京Vへ復帰。04年度の天皇杯ではチームを優勝に導いた”バンディエラ”だ。リーグ戦の通算成績はJ1が186試合29得点、J2が227試合45得点。昨季は手術の影響もありプロ入り後初めてリーグ戦出場なしに終わり、シーズン終了後に現役引退を発表していた。

 12年に町田でプレーしただけでなく、祖父や親戚が町田在住と縁があり、チームの発展、地域の発展に貢献したいとの思いから入社を決意。今後は地域振興が主な業務となり、地域イベントの参加や各小学校の訪問、出前サッカーの参加など豊富な経験を活かして様々な役割を担う。

 平本氏はクラブを通じ、「2018シーズンよりゼルビアで働かせていただくことになりました平本です。ゼルビア発展のため、今の自分に何ができるのかは、まだまだ未知数ですが、やるべきことは、もっと世の中にゼルビアを知ってもらうこと、一人でも多くの皆様に野津田へ足を運んでもらうようにすることだと思っております。満員のスタジアムをつくれるよう、これから努力して参ります。2012シーズンは、自分の力のなさでゼルビアを降格させてしまいました。その過去は消し去ることはできませんが、またこうして先祖や祖父、親戚も多い町田の地で、少しでも恩返しできる機会を与えてくださったゼルビア関係者の皆様には、本当に感謝しています。『平本が町田に来て良かった』。関わる皆様にそう言ってもらえるように日々努力していきます。ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、行政の皆様、地域の皆様、自分のできる限りの力を捧げたいと思いますので、これからよろしくお願い申し上げます」とコメントしている。

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2018年1月17日のニュース