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浦和の“華麗なる一族”橋岡、いとこ優輝と東京五輪出場だ!

[ 2018年1月12日 05:30 ]

浦和の新体制発表会見で、あいさつをする橋岡(手前は岩波)
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 V奪回を目指す浦和は11日、埼玉スタジアム内で新体制発表会見を開いた。ユースからトップ昇格を果たしたU―18日本代表DF橋岡大樹(18)は、昨年の陸上日本選手権・男子走り幅跳びを制した橋岡優輝(18=日大)をいとこに持つアスリート一族で育った。身体能力の高さを武器に、開幕スタメンと20年東京五輪を目標に掲げた。

 サラブレッドの血が騒いだ。華麗なるアスリート一族で育ったDF橋岡の目標は明確だった。「一日一日を大事にキャンプでアピールして開幕スタメンを狙いたい」。ルーキーとは思えぬ口ぶりで言ってのけると、夢にはさらに続きがあった。「いとこの優輝と2人で東京五輪に出られれば」と目を輝かせたのだ。

 走り幅跳びで昨年の日本選手権を制した橋岡優輝はいとこ。叔父の橋岡利行さんは棒高跳びの元日本記録保持者。母・深雪さんは中学記録をマークするほどの短距離選手で、父・和正さんは大宮東時代にドラフト候補に名が挙がる野球選手だったという。まさにサラブレッド。東京五輪という高みを見据えるのも当然の流れだ。

 浦和でも頭角を現しつつある。2種登録された昨季はルヴァン杯準々決勝のC大阪戦でデビュー。「プロの力を思い知らされた」と話すが、大きな一歩になった。今は実力、知名度とも優輝の方が上かもしれない。定位置をつかみ、優輝から自慢される存在になりたいという。

 浦和のDF陣は日本代表の槙野、遠藤、リオ五輪代表で新加入の岩波、さらにブラジル人のマウリシオと最激戦区だ。それでも「槙野さんのようにCB、SBもできるよう頑張る。一日も早く埼スタのピッチに立ちたい」と橋岡。V奪回を狙う浦和に生きのいいサラブレッドが加わった。

 ◆橋岡 大樹(はしおか・だいき)1999年(平11)5月17日、埼玉県生まれの18歳。浦和の下部組織で育ち、昨季は2種登録された。各年代別の日本代表でプレーしてきた逸材で昨夏は“飛び級”でU―20日本代表候補にも選出された。山道強化本部長は「DFリーダーになってほしい」と期待。1メートル82、73キロ。背番号は27番。

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