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C大阪堺レディース なるか1部昇格 チーム最年長は20歳、中学生も所属

[ 2017年12月9日 10:00 ]

入替戦に臨むC大阪堺レディースの林穂之香
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 C大阪堺レディースが、9日に1部2部入替戦第1戦ちふれAS埼玉戦(堺)に臨む。10年4月にU―15チームが発足してから7年。今季の2部リーグで2位に入り、1部昇格を懸けた入替戦に初めて進出することになった。13年から指揮を執る竹花友也監督(43)は、チームの成長を感じ取っている。

 「ボールを保持するところやワンタッチで扱うところは時間が掛かったけど、スピード感に徐々に慣れてきた。(チーム内で)いろんなことを言い合えるのが強みだし、選手は5年以上、一緒にやってきてコンビネーションは上がっている」

 13年にチャレンジリーグ(当時の2部相当)へ参戦した時、最上級生は高校1年だった。補強はせず、あくまで下から育成してきた選手だけで戦ってきた。現在の最年長は20歳で、クラブのエースナンバーである背番号8を背負うMF松原志歩(20)もその1人。ずっとC大阪で育ってきただけに、あこがれの選手は柿谷曜一朗で、ルヴァン杯で優勝し初タイトルを獲得した時は自分のことのように喜んだ。

 「試合前の移動日で、1―0になったところまでは空港のテレビで見ていたんですけど、途中で飛行機に乗らないといけなくて…。到着してから携帯をチェックしたら勝っていて、みんなで“やったー!”ってなりました」

 男子の快挙に続くことはできるか――。高校生や中学生もいる若いチームにあって、主将のU―19日本代表MF林穂之香(19)は初昇格への思いを口にする。

 「この2試合で、来年、今よりもレベルの高い舞台でやれるかが決まる。運動量が自分たちの持ち味だし、前線から守備をしてゴールを狙っていきたい。それと、ポゼッションにも取り組んできたので、つないでいく形でも得点を狙っていきたいです」

 第1戦をホームで戦い、アウェーでの第2戦は16日。命運を分ける2試合に挑む。

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