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ハリルJ 井手口のロスタイム弾で劇的勝利 中村ビッグセーブ連発

[ 2017年12月9日 21:18 ]

<日本・北朝鮮>後半、井手口がゴールを決める
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 サッカー男子のE―1選手権(旧東アジア杯)は9日、東京・味の素スタジアムで開幕。2大会ぶりの優勝を目指す日本(FIFAランク55位)は初戦で格下の北朝鮮(同114位)に苦しみながらもMF井手口陽介(21=G大阪)の劇的なロスタイム弾で1―0と勝利を収め、白星スタートを切った。先発で代表デビューを果たしたGK中村航輔(22=柏)がビッグセーブを連発。勝利へとけん引した。

 国内組だけで臨む今大会は、クラブワールドカップ(W杯)出場のため代表常連が多数所属する浦和の選手が招集されず、選出メンバーもDF西(鹿島)、FW杉本(C大阪)、MF清武(C大阪)と怪我による辞退、離脱者が続出。4―2―3―1システムの日本は、約1年半ぶりの代表復帰を果たした金崎(鹿島)を1トップに置き、2列目には右に今季Jリーグ得点王&MVPの小林(川崎F)、左に倉田(G大阪)、トップ下に高萩(FC東京)という攻撃布陣でスタートした。前半15分には倉田が右足で放ったシュートがゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定でノーゴール。その後は中村のビッグセーブもあって前半を0―0で折り返した。

 後半11分には高萩に代えて抜群のスピードを誇る伊東(柏)が入り、代表デビュー。伊東が右に、小林がトップ下に移ると、小林が躍動し始めた。だが、得点を奪えないままじりじりと時間が経過。24分には中村が再び相手のヘディングシュートにスーパーセーブを見せ、26分には金崎に代えて川又(磐田)を投入した。36分には20年ぶりとなるデビュー弾から3戦連発のかかっていた倉田に代えて阿部(川崎F)がピッチへ入って代表デビュー。38分に中村がまたもビッグセーブを見せるとスタンドからは「航輔コール」が起きた。

 ロスタイム突入後には川又が決定的なヘディングシュートを放ったが、相手GKの好セーブに遭い得点ならず。そのままスコアレスドローかと思われた後半49分、川又の左クロスを今野が頭で落としたボールに走り込んだ井手口が右足を合わせて決勝ゴール。日本が劇的なゴールで勝利をものにした。日本は12日に中国、16日に韓国と対戦する。

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