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新潟・呂比須新監督初陣白星 273日ぶり本拠勝利&最下位脱出

[ 2017年5月21日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第12節   新潟1―0札幌 ( 2017年5月20日    デンカS )

<新潟・札幌>後半、ゴールを決めたホニ(7)を迎える新潟・呂比須監督
Photo By 共同

 新潟の呂比須新監督がJ1初采配を白星で飾った。就任からわずか4日間の練習でチームをよみがえらせた指揮官は「勝てて夢のよう」と満足そうに話した。

 堅守速攻の新スタイルがはまった。「狙い通りブロックを敷いてしっかり守ってカウンターができた」。後半21分に札幌のCKのこぼれ球をDF富沢が奪い、MFホニへパス。このカウンターからホニがGKとの1対1を冷静に決めた。ホームでの勝利は昨年8月20日の福岡戦以来273日ぶりで、最下位から脱出した。

 前節まで失点25はリーグワースト。自信を失いかけていた選手に「どれだけ勝ちたい気持ちを出すか」と1対1で負けないことを叩き込んだ。12年にG大阪のヘッドコーチを務めたが、序盤で退団した呂比須監督。「チャンスをずっと待っていた」。念願だったJリーグの監督として新潟を浮上させる。

 ≪シーズン途中の就任では史上2人目≫新潟・呂比須監督が、監督としてはリーグ初采配で勝利。Jリーガー&日本代表を経験してJ1クラブの監督に就任したのは呂比須監督が史上23人目。過去22人のJ1初采配試合成績は4勝3分け15敗と決して良くない。勝利したのは06年水沼(横浜)11年相馬(川崎F)12年森保(広島)16年小倉(名古屋)に次いで呂比須監督が5人目。シーズン途中の就任では通算1勝1分け6敗で、初戦勝利は水沼監督に次いで2人目だ。

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2017年5月21日のニュース