久保、１５歳での決勝アシストも「出来はまずまず」

Ｕ―２０Ｗ杯１次リーグＤ組第１戦   日本２―１南アフリカ （ 2017年5月21日    韓国・水原 ）

＜Ｕ−２０南アフリカ・Ｕ−２０日本＞後半、堂安のゴールをアシストする久保
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　１５歳で飛び級招集されたＦＷ久保建英（ＦＣ東京Ｕ―１８）が世界舞台でいきなり輝きを放った。

　前半７分に先制され、後半３分に追いつく展開の中、１―１で迎えた後半１４分にエースＦＷ小川と２トップを組む形で途中出場。出場直後のファーストタッチで小川に決定的なスルーパスを通すなどいきなり存在感を見せると、２７分にはＭＦ堂安のパスにペナルティーエリア左へ走り込んでノールックで左足で折り返し。堂安が左足で決めたこの１点が決勝点となった。

　「思っていたようにレベルが高くて、個々の球際とかに圧倒される場面もあったんですけど、チーム一丸となって初戦を勝利で飾れたことは本当に大きいなと思います」と感想を語った久保。決勝アシストのシーンについては「堂安選手のパスがちょっと大きくなったんですけど、その分、クロスを上げる余裕もあって、相手に日本語が通じないというのもあって堂安選手から”後ろ！”と聞こえたので、あとは合わせるだけでした」とマイナスの方向に出した左足でのクロスを説明した。

　「チームとしても個人としても初戦の出来はまずまずだったので、次はもう１個ギアを上げて次のウルグアイ戦も勝って３戦目に余裕を持って臨めるようにしたいです」。勝利が決まって少ししてから一瞬笑顔を見せたものの、すぐに冷静に戻り、インタビュー中に笑顔はなかった１５歳。本人のいう「まずまず」以上のインパクトを残す１戦となった。