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G大阪、896日ぶり3発奪首!MF倉田代表アピール2得点演出

[ 2017年5月21日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第12節   G大阪3―0鳥栖 ( 2017年5月20日    吹田S )

<G大阪・鳥栖>前半37分、追加点を決め藤春(左)と抱き合って喜ぶ倉田
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 8試合が行われ、G大阪は鳥栖を3―0で下し、896日ぶりの首位に躍り出た。前半33分に日本代表MF倉田秋(28)がFW長沢駿(28)の先制点を演出すると、同37分には倉田が右足ボレーで追加点。6月のロシアW杯アジア最終予選メンバー入りを猛アピールした。C大阪は日本代表MF清武弘嗣(27)の得点などで大宮に3―0の完勝。4位に浮上した。

 14年12月6日以来、896日ぶりの首位浮上に導いたのは背番号10だった。まずは前半33分だ。敵陣中央で倉田はパスを受けると、DF1人をかわして右サイドに展開。そこから長沢の先制点が生まれた。さらに4分後の37分には右からのクロスを右足ボレーで合わせ追加点。2得点に絡む活躍で鳥栖を一蹴した。

 「きょうは仕掛けようと思ったし、良い感じでできた。2点目はミートだけ意識していました」

 後半途中に右足首を痛めて担架で運ばれるアクシデントもあったがフル出場。早くも今季6ゴール目をマークした背番号10に長谷川監督も「秋は本当に良くなっている」と目を細めるなど、28歳にして右肩上がりの成長曲線を描いている。

 25日にはW杯アジア最終予選イラク戦(6月13日)に臨むA代表メンバーが発表される。倉田は3月の同予選で、海外組を含むフル代表に初めて選出。UAE戦(3月23日)では後半途中から中盤で出場したものの、タイ戦(同28日)では長谷部と今野を欠きながら中盤にはサイドバックが本職の酒井高が起用された。「代表は入りたいけど選ぶのは向こうなんで。呼ばれても呼ばれなくてもしっかりやるだけ」。絶対的な立ち位置ではないことは自覚している。

 だが最後のアピールの場となった鳥栖戦では走行距離11・282キロ、スプリント回数は両軍2位タイの24回を計測。技術があって走れるダイナモは、今のハリルジャパンでは希少価値が高い。

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2017年5月21日のニュース