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磐田・小川ハット「お待たせ」U20エース、プロ初得点から一気

[ 2017年4月27日 05:30 ]

ルヴァン杯1次リーグA組   磐田3―1FC東京 ( 2017年4月26日    福島 )

<磐田・FC東京>後半、ハットトリックを達成しガッツポーズをする磐田・小川航
Photo By 共同

 磐田はU―20日本代表のFW小川航基(19)がハットトリックを達成した。「ゴールを待たして申し訳ございません。1点では物足りない気持ちで入りました。それが3点につながりました」。2年目で公式戦初得点。チームを今季ルヴァン杯初勝利に導き、会心の笑顔を見せた。

 後半17分、MF上田康太(30)が左サイドから放ったシュートのこぼれ球を、右足で軽くトラップして左足で鋭く振り抜きゴール右隅へ。ハットトリック完成を見届けたサポーターもボルテージは最高潮に達した。

 前半11分にはゴール前のこぼれ球を左足で滑りながら押し込んだ。続いて同22分、MFアダイウトン(26)が得たPKを、球を拾ってキッカーに名乗り出て右隅に決めた。

 5月20日開幕のU―20W杯(韓国)を控え、今月18日の代表候補練習試合J2千葉戦で2得点。日の丸では存在感を示しながら磐田では沈黙が続いていた。「監督さんに信頼してもらえていない」。尻に火もついた。それがこのパフォーマンス。名波浩監督(44)も「(小川航の)両親と同じくらい首を長くしてゴールを待っていた。インパクトとして素晴らしい」と称える言葉しか見つからない。

 チームは、10年から4戦未勝利だったアウェー鹿島戦で22日に3―0の快勝。10位から6位に上がり好調を維持しているが、小川航のリーグ戦出場は途中出場の3試合のみ。「磐田で顔になる選手になりたい!!」。背番号18は試合後、高らかに叫んだ。

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2017年4月27日のニュース