Ａマドリード・シメオネ監督、“爆買いオファー”を拒否、理由はクラブ愛

アトレチコ・マドリードのシメオネ監督
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　アトレチコ・マドリード（スペイン）のディエゴ・シメオネ監督（４６）が“爆買いオファー”を拒否していたと、２３日付のスペイン紙アスのインタビューで語った。

　昨年５月の欧州チャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリードのダービーに延長１―１からのＰＫ戦で３―５で惜敗。その直後に辞任を考えていたことを明かした上で「３５００万（ユーロ）ほどの辞める理由があった。３５００万だよ」とコメント。３５００万ユーロ（約４２億円）という巨額オファーを提示したクラブは明かしていないが、スペインメディアによるとフランスの金満クラブ、パリ・サンジェルマンだったという。

　残留を決めた理由は“アトレチコ愛”。現役時代にも所属したクラブについて「チームと強い絆があり、我々はまだまだ成長できる。新スタジアムもできて予算も増える」と語った。

　元アルゼンチン代表ＭＦのシメオネ氏は、１１年に低迷していた古巣の監督に就任すると、チームに組織的守備からの速攻、ハードワーク、闘争心を植え付けて復活に導いた。１１〜１２年に欧州リーグ優勝、１２〜１３年にスペイン国王杯獲得、１３〜１４年にバルセロナ、レアル・マドリードの２強を下して１８季ぶりのリーグ制覇を達成。１４年、１６年には欧州チャンピオンズリーグの決勝進出（ともにレアル・マドリードに敗戦）を果たしている。