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2G1Aのネイマール「人生最高の試合」、バルサ 史上初の大逆転

[ 2017年3月9日 16:21 ]

欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦   バルセロナ6―1パリSG ( 2017年3月8日    バルセロナ )

8強進出を喜ぶバルセロナのFWネイマール(右)とMFブスケッツ
Photo By AP

 奇跡の大逆転で10季連続の8強進出を果たしたルイス・エンリケ監督は「この場にいた人は、今日の出来事を一生忘れないだろう」と語り、9万6千人超の観客が集ったカンプノウでは、勝利の歌が響いた。

 大会史上第1戦を0―4で落としたチームが勝ち抜いた例はなかった。それでも「誰ひとり諦める者はいなかった」と指揮官は語り、気迫を前面に出したFWスアレスが試合開始直後に決めて先制。MFイニエスタの技ありのヒールパスが相手のオウンゴールを誘い、前半を2―0で折り返した。

 後半早々にメッシがPKを決めて膨れ上がったムードは、同17分に1点を返されてしぼむと、その後は引いた相手を崩すのに苦戦。だが、同43分MFネイマールが鮮やかな直接FKを決めると、後半ロスタイムに入った直後にPKをネイマールが決めて5―1とする。

 あと1点奪わなければ敗退するバルセロナは、GKも敵陣に上がる捨て身の攻撃に出ると、ネイマールが前線に送った浮き球のパスに、途中出場のMFセルジ・ロベルトがオフサイドラインぎりぎりで抜け出す。懸命に伸ばした右足がボールを捉え、ゴールネットを揺らした。惨敗の第1戦から一転、ホームで6―1の逆転劇が起きた。

 殊勲のセルジ・ロベルトは「最後は自分が決めたが、チーム全体で成し遂げたことだ」と喜び、この試合2得点1アシストを決めて、メッシのPKも誘発したネイマールは「僕らは最後まで諦めなかった。これまでの人生で最高の試合になったことは間違いない」と誇らしげに語った。

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