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シャビ・アロンソ 今季限りでの引退表明 元スペイン代表、10年W杯制覇

[ 2017年3月9日 21:43 ]

今季限りでの引退を表明したシャビ・アロンソ(AP)
Photo By AP

 2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の優勝メンバーである元スペイン代表MFシャビ・アロンソ(35=バイエルン・ミュヘン)が9日、今季限りでの現役引退を表明した。

 クラブの公式テレビで「簡単な決断ではなかった。しかし、これが適切なタイミングだと思う。まだ余力があるうちに引退したいと、ずっと思っていたから」と決断の理由を説明した。「レアル・ソシエダード、リバプール、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、そしてスペイン代表チーム。これだけ素晴らしいキャリアを築けるとは思わなかった。そして、もう少しタイトルを加えたいね」と語った。

 1月18日発売のドイツ週刊誌スポーツビルトでは、昨年12月クラブ幹部に契約満了となる今年6月以降はプレーしないことを伝えたと報じられていた。

 シャビ・アロンソは1999年にレアル・ソシエダードでプロデビュー。2004年にリバプール、09年にレアル・マドリード、14年にバイエルン・ミュンヘンとビッグクラブを渡り歩き、正確なパス、堅実な守備、高い戦術理解を武器に中盤の軸として活躍。リバプールで05年欧州チャンピオンズリーグ優勝、レアル・マドリードで14年欧州チャンピオンズリーグ優勝など、数々のタイトル獲得に貢献した。

 スペイン代表は03年にデビューし、14年W杯ブラジル大会まで同代表歴代6位の通算114試合に出場(16得点)。10年W杯初優勝、08年、12年欧州選手権連覇など中盤の底でスペイン黄金期を支えた。

 今季はリーグ戦19試合(公式30試合)に出場。本人が語るように、まだ衰えぬプレーぶりを披露していた。

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2017年3月9日のニュース