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鹿島、貫禄1冠目 2点差追いつかれるも20歳FW鈴木優磨V弾決めた

[ 2017年2月18日 15:27 ]

ゼロックス杯で7年ぶり6度目の優勝を果たし、喜ぶ鹿島イレブン
Photo By 共同

 サッカーシーズン到来を告げる富士ゼロックス・スーパーカップが18日、日産スタジアムで行われ、昨季のJ1と天皇杯を制し2冠を達成した鹿島と、昨季J1で年間勝ち点1位ながらチャンピオンシップ決勝で鹿島に敗れて2位に終わった浦和が対戦。前半39、43分にMF遠藤の連続ゴールでリードを奪った鹿島が、1度は追いつかれながらも途中出場した20歳のFW鈴木が後半38分にゴールを決めて3―2で勝利を収めた。鹿島は7年ぶり6度目の同タイトル獲得で賞金3000万円、浦和は2000万円を手にした。

 鹿島は前半39分、ペナルティーエリア手前やや右から遠藤が得意の左足で直接FKを決めて先制。浦和の日本代表GK西川が中央からほとんど動くことができない絶妙な軌道で右隅に沈めて先手を取ると、わずか4分後に追加点を挙げた。前半43分、新潟から加入したMFレオ・シルバの決定的なスルーパスからチャンスをつくり、FW金崎のシュートは右ポストを叩いたものの、このハネ返りを遠藤が右足でシュート。ボールは浦和GK西川の手に当たって方向を変え再び右隅へと吸い込まれて前半を2点リードで折り返した。

 浦和はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)とJ1開幕を見据えてターンオーバー制を敷き、日本代表DF槙野がメンバー外。ベンチスタートのFW興梠は後半開始から途中出場し同29分には自ら得たPKを右隅に決めて1点を返すと、1分後の後半30分にはMF武藤が決めて1度は同点に追いついた。

 だが、鹿島は後半20分に途中出場していた鈴木が後半38分、ロングパスに抜け出し、相手DFのミスを突いて左足でシュート。これがゴール右に決まって鹿島が勝ち越し、優勝を手にした。

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