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俊輔“カリスマの自覚”初日から積極交流「壁つくらないことが大事」

[ 2017年1月27日 05:30 ]

パス回しで軽快な動きを見せた磐田MF中村俊
Photo By スポニチ

 磐田が26日、鹿児島でキャンプインした。歓迎式後に県立鴨池補助競技場へ移り、ランニングや3人組でのパス回しなど約1時間半汗を流した。今季横浜から加入した元日本代表MF中村俊輔(38)はMF松井大輔(35)らと談笑するなどリラックス。桜島にパワーをもらいながら、中心選手の自覚を口にした。

 約10キロ先にそびえる桜島に見守られながら、中村俊が新天地でのキャンプ初日を迎えた。

 ランニングでは松井と、パス回しはFW小川航基(19)、DF桜内渚(27)と組んで軽快な動きを見せた。指宿市には日本代表や横浜時代に合宿で訪れているが「(桜島が)ホテルからでもきれいに見えた。こんなに近く見られたのは初めて」と驚き「桜島のいろんなパワーを感じながら、いい練習ができれば」と力がこもった。

 今月14日のチーム始動から幅広くコミュニケーションを図ってきた。18日間の合宿では練習以外でも、食事や風呂などで会話する機会が増える。プロ21年目のベテランは「代表合宿でもそうだけど、壁をつくらないことが大事。毎日の時間を無駄にしないようにしないと」と強調。積極的に交流の場を設け、サッカー談議に花を咲かせる。

 役割は理解している。「上位進出&得失点差0」を掲げる名波浩監督(44)に同調しつつ「勝ち点にもこだわりたい」と意欲。自身やFW川又堅碁(27)ら日本代表経験者が加入したとはいえ、チームは発展途上中。いずれは勝てない時期も来るといい「連敗するかもしれないけど、今年はジュビロの基盤をしっかりつくらないと。うまくいかないときこそ話し合う。その経験は(ほかの選手に)落とし込める」と頼もしい。

 鹿児島にもテレビカメラ6台、約50人の報道陣が集まるなど注目は増すばかり。「いろいろ報道してもらってプレッシャーはあるけどそれがサッカー。チーム、スタッフが一丸となって昨年より良いシーズンにしたい」と気を引き締めた。

 合宿中にG大阪MF遠藤保仁(36)の実家がある桜島に訪問するプランを明かしたレフティー。磐田の“新シンボル”がチームをけん引する。

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2017年1月27日のニュース