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宇佐美 感謝の3戦連発!移籍秒読み25日ラストマッチか

[ 2016年6月19日 05:30 ]

<J1、鳥栖・G大阪>鳥栖に敗れガックリのG大阪イレブン

明治安田生命J1第1S第16節 G大阪1―2鳥栖

(6月18日)
 育ててくれたクラブへの感謝の気持ちがG大阪の背番号39を突き動かした。0―0の前半44分。FWアデミウソンの縦パスを受けたMF阿部が右サイドからグラウンダーのクロスを入れた。ゴール前に走り込んだのは日本代表FW宇佐美。右足でネットど真ん中に突き刺した。

 「アデミウソンのところで起点をつくって、そこから早い攻撃を仕掛けるのはテーマ」。決勝点をマークした15日・浦和戦後に、宇佐美はそう話していたが、この日もアデミウソンの抜群のキープ力と、宇佐美が1年前から取り組んできたフリーランニングが生きた。これでリーグ3試合連発。今季5得点目に満面の笑みを浮かべた。

 ドイツ1部アウクスブルクから正式オファーが届き、移籍は秒読み。宇佐美は移籍に関しての話題には触れないが、週明けにも正式発表される見込みだ。関係者によるとアウクスブルクは6月中旬から始動。ただ序盤はフィジカルメニュー中心のため、宇佐美のチーム合流は実戦形式が始まる7月上旬になるという。バイエルンM(11年~12年)とホッヘンハイム(12~13年)では屈辱を味わった。リベンジの舞台。そこに良い状態で向かうことができるのは大きい。

 だが落とし穴が待っていた。「残り45分間、しっかり集中しよう。奪った後の反応が少し遅い。もう少し頑張れ」。前半45分間を終えて、長谷川監督は全体的な運動量の乏しさを危惧。その嫌な予感は的中した。後半6、7分と連続失点。失った流れを引き戻すことはできず3試合ぶりの黒星を喫した。宇佐美にとっては25日・名古屋戦がG大阪での最終戦になることが濃厚。ラストマッチの白星だけは譲れない。

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