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塩谷 リオOA枠選出御礼の2発「ガツガツいきたい」

[ 2016年6月19日 05:30 ]

<広島・浦和>64分、同点ゴールを決めた塩谷(中)は柏(右)らチームメートに祝福される

明治安田生命J1第1S第16節 広島4―2浦和

(6月18日 Eスタ)
 注目の男、DF塩谷が広島の逆転劇の主役となった。1―2の後半19分、MF柴崎の蹴ったCKに対し、ニアサイドに走り込んだDF塩谷が反応。豪快な右足ボレーで今季初得点を奪えば、圧巻は同24分だ。自らのインターセプトからチャンスを生み出し、一気にゴール前へ。柴崎のシュートがポストに弾かれると、即座に頭で押し込み決勝点を突き刺した。

 「(2点目は)なんであそこまで上がっていたのか…。無我夢中で、考えるというより体が反応した」。今月14日にリオ五輪に臨むU―23日本代表のオーバーエージ選手に内定し、その選出への御礼弾ともいえる2発。持ち味の攻撃力を発揮し、本職の守備では浦和に圧倒された前半から修正し、後半は体を張って無失点で切り抜けた。

 対する浦和のメンバーには広島出身者が6人。因縁の相手に、今季ホーム最多観衆の前で勝利し4位に浮上した。「広島にとっては特別なゲームだった。戦って、走って、球際もガツガツいって。五輪代表だろうがチームだろうが、自分の良さを出していきたい」。世界の舞台でも、攻守で戦う覚悟はできている。 

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