クロアチア　一部サポ暴徒化　発煙筒投げ込まれ、試合５分間中断

＜クロアチア・チェコ＞暴徒化した一部のクロアチアサポーターにより投げ込まれた爆竹や発煙筒で試合は５分間中断＝ＡＰ

欧州選手権１次リーグＤ組 クロアチア２―２チェコ

（6月18日 フランス）
　Ｄ組のクロアチアは２点リードを奪いながら終盤に追いつかれて、チェコと２―２で引き分け。終了間際にクロアチアサポーターからピッチに発煙筒などが投げ込まれ、試合が一時中断したことが響いた。クロアチアは勝ち点４、チェコは勝ち点１。

　２連勝目前でクロアチアが味方サポーターに足を引っ張られた。

　２―１の後半４１分に大量の発煙筒、爆竹などがピッチに投げ込まれ、試合が約５分間中断。再開後のロスタイムにＤＦビダがハンドの反則を犯し、ＰＫで追いつかれた。チャチッチ監督は「中断で集中が切れた。ヤツらはテロリスト」と一部フーリガンを非難した。後半１４分に２―０とするループ弾を決めたＭＦラキティッチは「サポーターのせいでペースが狂った」とがっくり。

　一部暴徒は予選でも同様の騒ぎや人種差別的行為を繰り返し、クロアチアはＵＥＦＡから勝ち点１剥奪などの処分を受けていた。今回は失格など、さらなる厳罰が下される可能性がある。