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高倉新監督の夫・竹本一彦氏がエール「女性が女性を見る中で発見がある」

[ 2016年4月27日 17:56 ]

高倉新監督の夫で、東京VのGM・竹本一彦氏

 日本サッカー協会は27日、東京・文京区のJFAハウスで記者会見を開き、女子日本代表「なでしこジャパン」の新監督にU―20女子日本代表の高倉麻子監督(48)が就任することを正式発表した。日本では男女のA代表を通じて初の女性監督で、6月2日(日本時間3日)に米国と対戦する国際親善試合が初陣となる。

 高倉氏は現役時代に女子日本代表として1996年のアトランタ五輪や2度の女子ワールドカップ(W杯)に出場。国際Aマッチ79試合30得点の数字を残した。2004年限りで現役を引退後は指導者に転身。14年のU―17女子W杯では監督として日本を優勝に導いた。

 読売西友ベレーザ(現日テレ・ベレーザ)やG大阪などで監督を歴任し、現在はJ2東京Vでゼネラルマネジャー(GM)を務める夫の竹本一彦氏(60)は「W杯フランス大会や東京五輪を目指す重責で、頑張ってほしい。女性の監督は初めてだが、今後指導者を目指す人の新しい目標になる」とエール。

 かつての教え子でもある妻について「五輪やW杯、海外、なでしこと実績があるし、ベストイレブンやMVPのタイトルも取っている。サッカーの中心で見てきた強みがある。指導者としても、世代別代表見ている。人にも恵まれる。指導者としては実体験の強みがある。勝負所を抑えている。U―19アジア選手権の準決勝韓国戦やU―17W杯の決勝では交代選手が決勝点を挙げたが、独特の見方をしている。代表は選手の生活が見えるし、女性が女性を見る中で発見がある」と分析した。

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2016年4月27日のニュース