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高倉麻子新監督 初の女性指揮官「持ってるものすべてぶつける」

[ 2016年4月27日 17:16 ]

<なでしこ日本代表新監督発表>就任会見で笑顔を見せる高倉新監督

 日本サッカー協会は27日、東京・文京区のJFAハウスで記者会見を開き、女子日本代表「なでしこジャパン」の新監督にU―20女子日本代表の高倉麻子監督(48)が就任することを正式発表した。

 日本では男女のA代表を通じて初の女性監督となるが、「女性であることに何かひっかかりを感じていることも一つもない」ときっぱり。「とにかく自分のもっているもの全てを選手にぶつけて接していきたい」と抱負を述べた。

 また、なでしこジャパンが初優勝した2011年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会を振り返り「日本人の特長が最大限生かされていたんじゃないかと思う」と見解を披露。その日本人の特長について「非常に器用で勤勉で頭がいい。戦術理解も高いですし、何よりも人のために組織として大きな力を発揮することができる。それがなでしこジャパンの大きな力になった」と話し、「そのことを大切にしながら、日本人にしかできない、日本のサッカーを選手とともに追求していきたい」と口にした。

 目指すスタイルは攻守にアグレッシブなサッカー。「さらに磨きをかけるために、選手一人一人がグラウンド上での思考を止めない、状況判断に優れたサッカーをしていきたい」と力を込めた。

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