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元代表監督ザック氏 北京国安新指揮官に就任、日本で交流も希望

[ 2016年1月19日 18:19 ]

中国1部リーグの北京国安監督に就任した元日本代表監督のザッケローニ氏

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(62)が、中国1部・北京国安の新指揮官に就任したことが分かった。北京国安関係者によれば、ザッケローニ氏は正式契約を結び、既に北京入り。早ければ19日の練習から指揮を執る予定という。

 北京国安は昨季、スペイン人指揮官のマンサーノ監督が指揮を執っていたが、昨季限りで退任が決まり、後任人事に着手。第1候補として元ゼニト(ロシア1部)のイタリア人指揮官、ルチアーノ・スパレッティ氏(56)をリストアップし交渉していた。だが、スパレッティ氏はローマの後任候補にも浮上し、最終的に解任されたフランス人のガルシア監督の後釜としてローマの新指揮官に就任。その中で白羽の矢が立ったのが、第2候補だったザッケローニ氏だったという。北京国安の関係者によれば、ザッケローニ氏は2年契約を結び、年俸は税込みで400万ユーロ(約5億2000万円)という。

 ザッケローニ氏は10年7月に日本代表指揮官に就任。11年1月のアジア杯を制するなど結果を残したが、史上最強ジャパンと大きな期待を背負って臨んだ14年W杯ブラジル大会では、1分け2敗でグループリーグ敗退となった。W杯後は故郷イタリアに戻り、講演などで何度か日本を訪れ、今季のJリーグ・チャンピオンシップ決勝ではテレビ解説を行っていた。

 ザッケローニ氏にはカタール、UAEなどのクラブも興味を示していたというが、かつてACミランでリーグ優勝を経験した名将は、再びアジアで指揮を執ることを決断した。ザッケローニ氏はJクラブとの練習試合など日本との交流を希望しているようで、今後は再び日本でその勇姿が見られる可能性もありそうだ。

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2016年1月19日のニュース