北京国安新監督ザック氏　元日本代表スタッフらと新天地乗り込む

中国１部リーグの北京国安監督に就任した元日本代表監督のザッケローニ氏

　中国１部・北京国安の新指揮官就任が決定した元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏（６２）が、ザックジャパンのスタッフとともに新天地に乗り込んだことが１９日、分かった。北京国安関係者によれば、チームにはザッケローニ氏とともに日本代表でもヘッドコーチを務めたステファノ・アグレティ氏（５９）、同じくＧＫコーチを務めたマウリツィオ・グイード氏（５８）の入閣も既に決定、両氏もザッケローニ氏とともに既に北京入りしているという。

　ザッケローニ氏はこの日までに北京国安と推定年俸、税込み４００万ユーロ（約５億２０００万円）で正式契約。２０日から中国・雲南省の昆明（くんみん）でスタートする開幕前の合宿を前に、既にチームにも合流を果たしたという。

　ザッケローニ氏は１０年７月に日本代表指揮官に就任。１１年１月のアジア杯を制するなど結果を残した。だが、史上最強ジャパンと大きな期待を背負って臨んだ１４年Ｗ杯ブラジル大会では、１分け２敗でグループリーグ敗退。Ｗ杯後は故郷イタリアに戻り、講演などで何度か日本を訪れ、昨季の広島―Ｇ大阪のＪリーグ・チャンピオンシップ決勝ではテレビ解説を行っていた。