×

6年前の遠征でなめられ…駒大高 忘れられぬ“Bの屈辱”

[ 2016年1月5日 05:30 ]

校内をランニングする深見主将(中央)ら駒大高イレブン

第94回全国高校サッカー準々決勝 駒大高―東福岡

(1月5日 駒沢)
 同校初の4強を目指す駒大高(東京B)は、昨年全国総体覇者の東福岡(福岡)に6年前の“屈辱”を晴らす。

 東福岡とは10年春の九州遠征で対戦したが、相手はAチームではなくBチームだった。大野監督は「4―0くらいで勝った」というが、「“なめるな”と思った」という苦い記憶が刻まれた。当時を振り返りつつ、「この舞台で全国(総体)チャンピオンとやれるのは幸せだが、負けたら評価されない。どんな手を使っても勝たないと」と大舞台で白黒つける決意を語った。

 東福岡には2回戦でハットトリックを達成した1メートル84のFW餅山ら強力な攻撃陣がそろうが、ひるまない。チームは大会前に関東大学リーグ1部の駒大と練習試合を行っており、高さで勝る相手との予行演習は万全。指揮官は「駒大とやる気持ちでやれば、やれないことはない。79分やられても、残りの1分で勝負できればいい」と選手にハッパをかけた。

 同校から約2キロに位置する駒沢陸上競技場での試合も今大会はきょうが最後で、FW深見主将は「(相手の)度肝を抜いてやるつもり。ホームなのでやっぱり勝ちたい」と力を込めた。

続きを表示

2016年1月5日のニュース